2022年6月18日(土)~ 8月28日(日)
篠田桃紅(しのだとうこう/1913-2021)は、書と水墨という日本文化に深く根付いた領域で、「書く」ことを制作の根本としながら、墨による抽象表現を開拓した芸術家です。その仕事は書、抽象画、版画等の平面作品、建築壁面などの大型制作から、創作の日々や人生観を繊細な筆致で綴った随筆まで、多岐にわたりました。太平洋戦争前の20代から70年以上に及んだ活動においては、時代の変化を捉え新しいものを受けとめながらも、自らの美意識を貫き、水墨の可能性を示し続けた稀有な存在といえます。
菊池寛実記念 智美術館は、創設者の菊池智氏(1923-2016)と作家との交流が機縁となり、篠田作品を常設展示する所縁ある美術館としてこれまでも個展を開催しております。本展では、昨年107 歳で逝去した作家を追悼すると共に、改めてその創作をご紹介します。
展覧会概要
場所
菊池寛実 智美術館
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
TEL:03-5733-5131(代表)
会期
2022年6月18日(土)~ 8月28日(日)
休館日
月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火)
開館時間
11:00~18:00 ※入館は17:30までになります
観覧料
一般1100円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳ご提示の方(介護者の必要な方は1名迄)は通常観覧料の半額となります。
※リピート割引:会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示で300円割引いたします。
(他の割引と併用はできません。)
主催
公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社
監修
ザ・トールマン コレクション