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髙橋 宏光

煙管 - 2026

イメージサイズ 高さ×幅
49.5 × 49.5 cm

シートサイズ 高さ×幅
64 × 61 cm

技法
合羽摺

抽象/具象
figurative

edition 10
春の宵、京都・南禅寺の山門の楼上に天下の大泥棒・石川五右衛門が現れます。五右衛門は金唐革の胴服に緋の縮緬の長襦袢という派手な衣装をまとい、大きな煙管をくゆらせながら「絶景かな、絶景かな」と名セリフを発します。

『楼門五三桐』南禅寺山門の場のストーリー

1. 五右衛門の優雅な花見
舞台には、満開の桜に囲まれた豪華絢爛な南禅寺三門が現れます。天下の大泥棒・石川五右衛門が、門の2階で煙管をくゆらせながら、「絶景かな、絶景かな……」と春の都の美しさを悠然と眺めています。

2. 血染めの遺書と、隠された血筋
そこへ、一羽の白鷹が手紙をくわえて飛んできます。それは、五右衛門の実の父親である大明国の高官・宋蘇卿が、当時の権力者・真柴久吉(羽柴秀吉がモデル)に殺された際に残した「血染めの遺書」でした。

3. 二重の仇への怒り
五右衛門はこれまで、育ての親(養父・武智光秀)を久吉に殺されたと思って命を狙っていました。しかしこの遺書により、「実の父も、育ての父も、どちらも久吉に殺された」という衝撃の事実を知り、激しい復讐の炎を燃やします。

4. 宿敵・真柴久吉との対面
怒りに震える五右衛門のもとへ、捕り手を蹴散らしたあと、門の下に一人の巡礼姿の男が通りかかります。この男こそ、五右衛門が命を狙う最高権力者・真柴久吉その人でした。

5. 天地の見得
久吉は五右衛門の有名な辞世の句を詠み上げ、正体を見破られた五右衛門は楼上から小刀(手裏剣)を投げつけます。久吉はそれを手にした水汲み用の柄杓で受け止めます。
門の「上」にいる五右衛門と、「下」にいる久吉が睨み合い、歌舞伎独自の美しい天地の見得を決めたところで幕が閉じます。

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髙橋 宏光


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