菊池寛実記念 智美術館にて篠田桃紅展開催中 今月28日まで

2022.08.12(Fri)


篠田 桃紅


夢の浮橋

2022年 8月28日(日)まで

閉館日 : 月曜日


親愛なるトールマン・コレクションのお客様、そして友人の皆様へ



Time Flies "光陰矢のごとし" という言葉を何度耳にしたことでしょう。この言葉は自分がやり遂げたかった事が目の前から消えてしまう前に何をすべきかを教えてくれるリマインダーのように思えます。そして、そのような瞬間が今まさにやってこようとしています。 

菊池寛実記念 智美術館(港区虎ノ門)で開催されている篠田桃紅「夢の浮橋 Bridge Over Fleeting Dreams」展が今月の28日に会期末を迎えます。ここで、素晴らしいリトグラフと肉筆画の展覧会を観覧しようと思っている方たちに、私が取り組んできたことをご紹介いたします。



篠田さんの展覧会は数々ありますが、今回の展示はすでに決まっている予定を変更してでも行く価値があるものとまずはお伝えしたいと思います。彼女は90年以上芸術家として生き、作品を発表し続けました。篠田さんのリトグラフや肉筆画は誰でも夢中にしてしまう力を持っており、彼女の墨象作品は日本文化の一部になったともいえるでしょう。トールマン・コレクションは彼女の作品を国内外を問わず全精力を傾けて展示、紹介してまいりましたから彼女にとってもアートシーンにおいても重要な役割を担ってきたと自負しております。とりわけ、今回の展覧会は、彼女が日本の女性美術家の中で非常に優れた存在であることを示す確かな証拠となるような展示となっております。篠田の作品は、アメリカン・クラブ、日本外国特派員協会(FCCJ)、コンラッド東京、ザ・キャピトルホテル東急、東京文化会館など、あらゆる場所で広く公開されています。また、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、CNNなどでも賞賛され、日本の新聞でも数多く取り上げられました。当ギャラリーは、メルボルン、香港、シンガポール、ニューヨークを始め、世界中での展覧会で、彼女の作品を紹介するお手伝いをしました。菊池寛実記念 智美術館は小規模ながら贅沢な建物で、彼女の作品と調和する見事な展示空間を作り出しています。リトグラフも肉筆画も、この宝石箱のような空間に展示されており、忘れることができない視覚的な楽しみを提供しています。



トールマン・コレクションはまだ桃紅さんのリトグラフや絵画をいく点も取り扱っています。今回展示中の作品には、販売可能の作品もあります。もう手に入らないと思わずに、この機会をぜひ逃さないでください。


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